四国お遍路 徳島農園ゲストハウスもりあんloft〜十三番札所

2022.05.11

農園ゲストハウスもりあんloft

朝ごはんも光代ママの愛情が溢れています。お昼のおにぎりまで飴ちゃん付きで持たせてくれました。

外は雨。どうしたものかと思ったけれど光代ママの「このぐらいなら大丈夫」のお墨付きで山越えのショートカット遍路道を選択。雨の中、山道の入り口まで送ってくださった。

頂上まで2時間。十三番さんまで7時間半。昨日と比べたらしんどさ1/10と励まされて歩を進める。

足元を見ると白いものが動いている。カニだ!昨日の山道では出会わなかったのに雨のおかげで出てきてくれた。ちっちゃな身体でハサミをあげて威嚇してくる。大丈夫大丈夫、写真だけ撮らせてね。

しばらくすると山から抜けた。

のどか。雨もまたよし。思ったよりも昨日の疲れや足の痛みが残っていない。氣望さんのおかげ。

てくてく進むとまた足元に…

カニ〜♪ 何匹もいる。

木が鬱蒼としてきた。

登りがはじまる。

枯れ葉がフカフカしてやさしい。が、雨で濡れている。滑って転んだらおおごと。

道が半分崩れている。よろけて落ちたらおおごと。

行き止まり!?を乗り越えながら進む。これが1/10だとしたら昨日はどれだけキツかったのか。急で険しい山道を数十メートル毎に立ち止まって心臓のバクバクをおさえながら登る。

光代ママが教えてくれた瞑想ウォークを試みる。「あの場所まで、と決めたら自分がホッとする言葉を口にしながら歩くといい」

足元注意。生き物注意。感謝がもと。天地の恵み。万人のおかげ。ありがとうございます。

唱えるうちに言葉数が増えていった。何十回目かで「ありがとうございます」が心から出た。感動した。

ようやくアスファルトの道に出た。来た道を振り返る。よく登った。

お堂を見つけ今の心持ちを伝えて手を合わせる。すると、まるで承認してくれたかのように大きなカエルが現れた。

光代ママの話を思い出す。お遍路する人たちを導くお先達さんたちからは、不思議な話がたくさん聞けるのだそう。見えない世界の話。現実離れした世界でない。すぐ隣にある、心を澄ませた時に出逢える世界の話。

木々の間から光が見える。「美しい」と「キレイ」は違うもの。美しいものが見られた。何かに心が動くと何某かの生き物や景色が現れる。本当にすごい道だ。

行く先もまわりの景色も白く包まれている。

もやが晴れてきたところに琵琶の木。

人を救うたくさんの力を持つ木。

光代ママがくれた葉っぱと知恵。感謝。

麓があんなに遠い。

登りよりもくだりがたいへん。あいたたたがはじまった。

すると癒し組のカニたちがペアを組んで現れた。

徳島県神山町 阿川の案山子。

動きも表情もリアルで人情味溢れる。

公衆トイレ発見。とってもキレイでウォシュレットまでついていた。入り口横のベンチで一休み。ありがたい骨休めをいただいた。

遍路道 潜水橋まで1.3km

川を越える。

お腹が空いてきた。光代ママのお接待おにぎりにかぶりつく。美味しい。元気充電。

道中、本当にお店も食堂も何もない。もしおにぎりがなかったら頑張りきれなかった。本当にありがたかった。

そしてまた登り坂。

美しい緑竹林をくぐる。

また登り。またも登る。とにかく登る。

「駒坂峠」峠だったんだ。

登ったら下る。くだりは痛い。同じ筋肉を使うから痛いのだと反対を向いて後ろ向きに歩いてみる。足が楽。でもしばらくしたら転びそうになってやめた。楽でも後ろ向きは危ない。前向きがいい。

1.3キロ歩いた。車が通れるはずもない幅の狭い潜水橋をヨロヨロと平均台の上を歩く気分でゆっくり渡る。

バス停のベンチで一休み。いつのまに靴の中へ入り込んでくる小さな小石をはらう。

焼山寺まで19km。大日寺まで5.4km。来た道と向かう道。

雨が上がった。空が青い。

倒れ込むように座ったベンチ。お大師さまと氣望さんも休憩。

ビール♪ビール♫ハイボール🎶掛け声を作詞作曲。痛い足がスルスル動く。

するとこれまで一軒もなかった空いているお店を発見。近くにお手洗いはないか伺うと快く駐車場のトイレを貸してくれた。

和式のトイレがふくらはぎのストレッチになった。

このご時世で多くのお遍路さんが立ち寄れる宿や休憩所やトイレが閉鎖されてしまったようだ。そんな中に「庭師直営の泊まれる古民家&ボタニカルショップ」発見。脚を止めるともう歩けなくなりそうで残念ながら今回は通り過ぎる。

大日寺宿坊。やっと。やっと辿り着いた十三番札所。

「座るのもやっと」の意味がわかる。脳の命令がおぼつかない身体をどうにか動かして納経を済ませる。満身創痍。今回はここまで。

タクシーを待つ間、座るよりも動いている方が楽だと境内の落ち葉を掃かせてもらった。子供の頃の夏休み。自由研究にしたお寺さんの本堂でひたすら仏具を磨かせてもらったのを思い出した。

宿に入りお風呂に浸かってしばし爆睡。痛みよりも空腹が勝り美味しいもの探しに徳島駅周辺へ。

こんなお店に入りたい!を叶えるお店「日本料理 さわらぎ」21時閉店なのに20時半を過ぎて入れていただけた。

お刺身は苦手なのにペロリと美味しくいただいた。大将の腕のなせる技。お通しは蟹の酢の物。お出汁も肴になりました。

徳島に来たらここに寄る。「さわらぎ」さんとの出逢いに感謝です。ご馳走様でした。

本日の歩行距離24.4km

よく歩いた。

一家に一台「LEDトライザー氣望」

祈願を続けます。Fukumiya